芝山努と映画ドラえもん『のび太とロボット王国』の世界

ここ2回ほど、春休みアニメ映画のDVD発売決定の記事を書いたのですが、
同じ3月公開だった「映画ドラえもん のび太の恐竜2006」の
DVD発売がまだなんですよね〜
自分的に大本命なので楽しみにしているのですが・・・。


先日購入した
芝山努と映画ドラえもんのび太とロボット王国(キングダム)』の世界」は、
数少ない?大人向けドラえもん本です。
芝山努と映画ドラえもん『のび太とロボット王国(キングダム)』の世界

出版社 / 著者からの内容紹介
映画ドラえもん史上初の「絵コンテ本」が登場。しかも、単に絵コンテを並べただけではなく、
カラー素材もふんだんに収録し、トータルで映画の美しさを表した仕上がりになっています。
まだ、アニメーションとして動く前の絵なのに、キャラクターたちの生々とした筆致に、
驚かれることでしょう。また、芝山監督描き下ろしのメイキングオブも見のがせません。
“架空の実写映画”という設定で描かれた「撮影風景」は、誰も目にした事のない世界!!
監督のドラえもんに対する愛情と、ユーモラスな視点によって、映画ドラえもんの世界が
さらに深く味わえることでしょう。すべてのページが視覚的衝撃をもたらすこの一冊、
お勧めです。 

まず芝山監督の描かれた絵コンテの緻密さにビックリです。
絵コンテの絵自体が作品として成り立つほどのクオリティーを持っています。
大人達が本気で「ドラえもん」に取り組んで、
たとえ子供向けが大前提のアニメ映画でもいっさい手抜きなしな姿勢は
本当に素晴らしいです。
 
小学館:芝山努と映画ドラえもん『のび太とロボット王国(キングダム)』の世界ページ

芝山監督は第4作から「映画ドラえもん」の監督として活躍されてきたのですが
絵コンテが世に出たのはこの「のび太とロボット王国(キングダム)」と
のび太とふしぎ風使い」の2作品のみ。
残りの20もある作品の絵コンテは、普通に作品制作過程の産物として
世に出る事も無いなんて何とも勿体ない気がします〜